現在おうちにコバエが大量発生している.
それはもう人生でかつてないくらい遭遇している.
けっっこう虫の話になるので苦手な人はさようならしてください.見ちゃだめ.
あとごはん時もおすすめしない.
- 事件: 上から虫が落下
- 事件2: コバエの発生
- 対策1 家にある水という水を処理
- 対策2 コバエアース噴射
- 対策3 虫除け芳香剤・虫取りシート
- 対策4 ハエを調べる
- 対策5 隙間シートの設置
- 対策6 木酢液
大量発生しているハエ、正確には家の中で発生しているのではなく,どこからともなくやってきて勝手に自分の家でのたれ死んでいく.はた迷惑な状態である.許せん許せん.
名誉のために言っておくがおうちの中は綺麗清潔極まりないです.ゴミも週に2回で出してるし,台所も風呂場も掃除してます.髪の毛落ちてるの気になるので掃除機もかけてます(結論から先に言うと,家の清潔感はまったくもって関係ないハエが遊びに来ている).
昨年の3月くらいにはチョウバエという水場に発生するハエが家にぼちぼちやってきていたので,「まあ日当たり最悪だしそんなもんか」と思っていたのが1月下旬.
事件: 上から虫が落下
上から虫が落ちてきたのである.今思えばこの頃からおかしかった.
2月の頭ごろ,机にいると何かが落ちてくる感覚.PCを触っていたので何も気にならず,なんとなく払ったらそれはわらじ虫だった.丸まらない方のダンゴムシ.あの灰色のやつ.
調べてみると冬の北海道とかには家の中に出るみたいだし,どうやら家はわらじたちの避寒地になっているらしい.不快害虫(いるだけで人間を不快にさせるだけで特に害はない虫)のようなので1週間様子を見た.
たまに水場に突っ込んで死んでいるのを見たが,1週間もしたらいなくなった.日本が寒すぎたのだろう.
事件2: コバエの発生
わらじむしがいなくなると,代わりに出現し始めたのがお待ちかねのコバエである.本日のメインテーマ.
そもそもコバエとはショウジョウバエみたいな小さいハエの総称らしい.なので対策をするにはハエの種類を特定する必要がある.
今回おうちに湧き出たのは「クロバネキノコバエ」という種類だった.写真を貼るのは憚られるのでしないけど自己責任で気になるなら調べてちょ.
特徴は以下.
- 光に集まる
- 薄暗く暖かい湿度の高い土が好き
- 網戸の隙間も通り抜けるほどヌルッと進入してくる
- 害はない(農害の要因にはなる)
- 駆除が難しい
>>>>>>駆除が難しい<<<<<<
そんなクロバネキノコバエがおうちにやってきてしまったらしい.長いし名前も気持ち悪いからクロちゃんって呼ぼう.
そんなクロちゃん,2月初頭から気がつくとお部屋の壁にくっついていた.
最初は2日に一回くらいで「紛れ込んできたんだろうな」としか思っていなかったのだが,日が経つにつれて頻度が上がってくる.当然気持ち悪いのでティッシュで潰して世界からさよならさせるわけだが,頻度が上がってくると紛れ込んで来ているとは考えられなくなる.
2月中旬すぎ.おへやに入り込んでくるだけでなく気がついたら床に死んでいるようになる.
これは怖い.
床の黒ずみかと思ったら虫の死骸.休まらない視界.
勝手に我が家の床を墓場にされるこの腹立たしさ.
死ぬのは勝手だがここ以外にしてくれ!!!
そして少し家を空ける機会があり,もちろん完璧に家を掃除して出た.
帰宅.自分を迎えたのはカーペットをコロコロする粘着シート2枚で回収し切れるくらいのクロちゃんの死骸だった.
これは許すまじ.由々しき事態.ここはクロちゃんたちの家ではない.
気づくと近隣の窓に虫除けのような何かが置かれている.このクロちゃん騒ぎに胃を痛めているのはどうやら自分だけではないようだ.意を決してクロちゃんを滅亡させるために動き始めることにした(遅い).
対策1 家にある水という水を処理
おうちに訪れていたのがクロちゃんだと気づく前の話.おへやには除湿機があったので,これがコバエの温床になってるのではないかと疑い,除湿機を風呂場へ完全隔離し,乾燥をした.
あとついでに恐怖に駆られて保存してた剥き出しの野菜とかも全部サヨナラした.
今思うとこの辺は正直関係なさそうだったが.
対策2 コバエアース噴射
昨年チョウバエで困らされた際に使用したコバエアースで対処してみた.

これ.よくわからんけどとりあえずこいつでどうにかなるだろと噴射.おうちの角とか玄関とか風呂場とかプシュプシュしといた.
次の日になったら死骸が増えてた.チガウソウジャナイ.
殺してはくれたらしいので手間が省けたが,別に駆除したいわけではなく...おうちにいて欲しくないだけなので...
対策3 虫除け芳香剤・虫取りシート
前回の反省を踏まえ,殺虫ではなく防虫の観点からグッズを調達.
こちらダイソーで購入した虫除け芳香剤.

なんかいい感じ.100円で防虫できるならこれに越したことはない.
(ちなみにこの芳香剤を買うときにはまだハエの特定ができていなかったので適当に買った)
この芳香剤,対策可能なハエが後ろに書いてあり,
チョウバエ・ショウジョウバエ
とある.
お察しの通り今回の相手はクロちゃんなので,対象外である.意気揚々と購入し,翌日起きても普通におうちでハエを見つけた時の絶望感も腑に落ちるね!納得!
芳香剤と同時に虫取りシートも購入してみた.


こちらも適当に買っているので右の写真に書いてあるとおり対象ハエは以下.
コバエと言ったらショウジョウバエ!みたいな世間の風潮に騙されたわ.百均で買えるような代物に駆除が難しいクロちゃんのお相手は厳しかったとみる.
ちなみに一週間置いてますけど1匹も捕まってないです.クロちゃんは賢いのね.くそ.
対策4 ハエを調べる
ここまで来てやっとハエの種類を特定しにかかった.
調べてみると案外簡単にヒットしたので,もう少し早く調べておけば良かったと後悔した.テスト範囲外一生懸命勉強した人みたくなってん.
クロちゃんが遊びに来ていると把握できたので,それに見合った対応をすることにした.特徴を再掲しておく.
- 光に集まる
- 薄暗く暖かい湿度の高い土が好き
- 網戸の隙間も通り抜けるほどヌルッと進入してくる
- 害はない(農害の要因にはなる)
- 駆除が難しい
まず,光に集まっているというところから.確かに朝起きて死骸が存在しているのは光が漏れている窓際とか,光を反射するアルミシートの上とかだった.
死にはしないものの,生きているときには光ピッカピカに弾く位置の壁面に集まっていたし,間違いないだろう.
土が好きで,土で繁殖するなら,おうちの中に発生源はないと考えて良さそうだ.
となると,お外から光に寄せられておうちの中にこんにちはしている可能性がめちゃんこ高い.
というわけでお次の対策がこちら
対策5 隙間シートの設置

対策6 木酢液
これは母親からのご提案.そもそも読めない.なんだこら.
調べようにも変換ができないので「き」「す」「えき」と変換して出しました.
正解は「もくさくえき」だそうです.
木酢液について解説はしないけどだいたいこんな感じ
植物というか私の生活を守るために使ってるけど,用途の一つに害虫駆除,あとは猫とか犬とかを寄せなくする作用がある.
これを適量扉の前に散布.
ついでに庭にも散布.
これがこれがすっごいくさい
もうとんでもない.くさい.辛い.文字通り鼻を突くにおい.
化学実験とかで酢酸とかお酢系使ったことある人はあれより濃いのを想像していい.
少なくとも家の前に存在していい匂いじゃない.めっちゃ効きそう.
1時間くらいすると匂いが消えて快適になる.果たして効くのだろうか.楽しみである.
こばえ奮闘記,次の対策が生まれないことを祈りたい.
追記:続きができました