食器を並べて片付けるのがド下手な話
食器。
食べ物を食べると、コンビニ弁当でもない限り必ず生じる洗い物のことである。
100歩譲って、洗うところまでは許容しよう。
だが、洗った後の食器をどう乾かすかが問題だ。
食器乾燥機でも持ってなければ、普通は珪藻土や吸水シート、あるいは単にアルミ網の上に並べるだろう。
その「並べる」が非常に下手なのだ。ぶなが。
今日はその話。
食器を並べるのが下手
ともあれ、様子を見せた方が早いだろう。
デデドン

まず、見て欲しいのは乱雑に隙間に入り込んだ箸。
芸術的な隙間にひっそりと佇んでいる。
次に写真右にあるタッパの蓋だが、完全にタッパ本体に敷かれている。
これでは蓋の上に水が溜まり、あまりに乾きづらく不衛生だ。
写真を撮った後、惨劇に気付き、なおした。
そして、右奥のお椀。
一見問題なさそうに見えるが、左のラーメン鉢に比べて、高さが少し不自然である。
不自然に見えなければぶなの勝ちだ(勝ちとは)。
よくみるとお椀の下にはタッパ本体が敷いてある。
さながら背の高いお父さんの肩に捕まるために踏み台を使って到達した子供のような感じである。

そして全体的に綺麗ではない。
要所要所にいい感じに収まっているとも見ることができるが、ぶなはよくをこれを「汚い」と言われる。
個人的にはとってもアーティスティックだと思うのだが、友人の目には汚く映るようだ。
まぁ、正直客観的に考えたら綺麗ではないよなとは思う。
自覚症状ありである。軽症だ。
お手本はどうなるのか
この「汚い」と称する友人はとても綺麗に食器を並べる。
比較対象となる友人の作品がないのが残念だが、再現できるように精一杯頑張ったぶなの模擬作品がこちらである。

並べる前にコップを使用してしまったため(今飲んでる)コップだけ無いが、まぁ誤差みたいなものだろう。
わかりやすくbefore → after形式にしてみる。


なんか......
改めてみると本当に同じだけの食器が並んでいたのか?
......と言う気にさせられるな......。
どうしてこうなるのか・下手
これを組む友人は理系である。
だがしかしぶなも理系である。
(かなり文系脳ではあるが、正真正銘の理系である)
思うに、友人とぶなとでは食器を並べるときの考え方が根本的に異なるのだろう。
ぶなは、食器を並べるのを端的に積み木かテトリスのように解釈している。
最初に手に持った物を乾きやすい位置に置き、次に手に取った物を空いているスペースに置く。
ここまではどちらかと言うとパズルチックだが、いつしか置くところは無くなる。
そうすると次の食器は、積木という発想から必然的に上に乗る。
絶妙なバランスを保ち、すべての食器が指定のスペースに高さを持ち合わせて収まるのだ。
積木は、すでにおいた物を移動することができない。
上に上に積み重ねていくだけだ。
ぶなは食器を置く際に、「すでに置いた食器を動かしていけない」と言う謎ルールに縛られているかのように置いたものを全く動かさない。
その結果、乱雑に隙間に箸が入り込み、
タッパ on タッパ蓋が実現し、
踏み台を利用してお椀がラーメン鉢にもたれるのだ。

どうして上手くいくのか
では綺麗に並べる友人はどうしているのか。
思うに友人は食器を並べることをスライディングブロックパズルのように捉えているのではないだろうか。
スライディングブロックパズルとはあれである。
広告で出てくる、駐車場から車を脱出させるゲームとか、8パズルとかみたいなやつである。
与えられたパズルピースを適切な位置に動かすパズルと捉えられる。
テトリスやぷよぷよのように
今持っている食器と、次に持っている食器の情報から範囲内に収めようとするぶなとは異なり、
友人はおそらくすべての食器を洗いながら把握している。
そのため、洗った食器を本来置くところとは別に避けておいたり、一度おいた食器を動かしてより上手くハマる食器を立てかけたりできるのである。
想定と異なった食器が来ても、ぶなのようにパズルピースたる食器は固定されていない。したがって食器はより適切な位置へと移動することができるのだ。

だからなんだ
つまり、食器を並べるのが上手な人とそうでない人との間では、そもそも「食器並べ」と言うゲームの仕様が異なっているのである。
これを改善するためにはぶな自身が捉えている食器ならべゲームへの考え方を改める必要がある。
しかし、人間そう簡単に考え方を変えることは難しい。
......正直な話をすると、
すでに洗った食器を、より適切な位置に置くために移動させるだなんて言う二度手間(話を根底からひっくり返す発言)、やりたくないのである。
結論
現状ぶなは食器ならべは積木・テトリスであることを別に悪いとは思っていないのだが、タッパ on タッパ蓋のようなあまりに乾きづらい配置は少し考えた方がいいなと思った。
これは乾きづらいことで菌が繁殖し、カビの温床になっても困るからである。
二度手間を惜しむ合理性が、食器の乾き辛さにはある。
ぶなは友人にはなれない。そのため0(ぶな)か1(友人)かではなく、0.5くらいのところで食器ならべゲームの仕様を変更することを検討してみるのであった。
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