1月から2月にかけて歯医者に通っていた。
歯医者に通うって表現これで良いのだろうか。歯科に通う、の方が表現的に正しいような気もするのだが、違和感を感じる。なんかもっと耳鼻科に行く、とか美容院に行く、みたいなしっくり加減が欲しい。
長きにわたる虫歯治療も終了し、歯のクリーニングを行った。
そこで自分は小学生にキィィィって爪でひっかかれる黒板の気持ちを味わうことになった。
歯石クリーニングで黒板体験
歯石クリーニングと言う言葉を聞いたことあるだろうか。
歯石とは歯垢(しこう)が歯磨きで取りきれずに石灰化したものらしい。取り逃した歯垢は爆速なら2日間で歯石になるとのこと。
歯の溝とかに発生しやすく、一度歯石になるとガチンガチンに硬いので歯医者に行かないと取ることはできない(後述するが実は自分でも取ることはできるらしい)。
この歯石自体に害はないが、歯周病の菌たちに発達の足場を与えることになるから取り除く事になる。
この石、まじでガチンガチンに硬い。どのくらい硬いかと言うと、これで取らないといけないくらい硬い。
歯のクリーニングでカピバラ体験
歯石を取り終わるとなんかウィンウィン回る感じの何かで歯を磨いてくれる。ちょっと歯磨き粉の味がしたから多分普通に歯磨きしてくれたんだろう。
これは余談なのだが、ここの歯医者が使う麻酔(麻酔の前の塗り薬なのかな?)はバナナの味がする。歯医者さんが手元に持っていた薬のパッケージに「バナナ味」と書かれていたから間違いない。
それはともかく他人に歯を磨かれるというのは不思議な気分だった。
動物園で飼育員さんに歯を磨かれるカピバラの気分だった。
ま、と口を開けておくだけで歯が綺麗になる。
転生したら動物園所属の動物になりたいものだ。
フロスという名の新しい概念
最後に糸のようなもので歯の間をもりもり綺麗にしてもらった。歯垢を取るためのものなのだろう。
最後に歯医者さんに念押しされたが、この糸のようなもの(フロス、もしくは糸楊枝)で毎日歯を綺麗にする事が理想だそうだ。
糸楊枝は小さい頃に夢中になりすぎて歯茎という歯茎を傷つけ、親から没収されて以来、使ったことはほとんどない。
その旨を歯医者さんに伝えると、懇切丁寧にフロスの使い方を鏡で実践しながら教えてくれた。優しい。これで歯茎を傷つけないようにフロスを使う事ができそうだ。まずは買わなければならないのだけど。
以前Twitterでおすすめのフロスをバズらせていた人を見た気がする。いいねもつけた記憶があるが、随分前のことなのでもう遡る気にもならない。
毎日フロスをかけるのは大変そうだ。自分のお金で少しでも良いものを買えば勿体ない精神が働いて使い切ろうとするかもしれない。そう考えて100円均一で手にとったフロスを棚に戻したのであった。