過去記事でアップデートしたらiPhoneのロックが開かなくなった、と言う旨の話をチラッと言ったと思うので今日はそれに関しての話。
iPhoneのロックが開かなくなったらどうなるのか。実体験である。
結論から言うとパスコードが開かなくなったらデータを消去するしかない。
バックアップをとっていれば、データを消去した後から復旧することは可能だが、ひとまずデータはなくすことになる。
実際に自分がデータを消去するまでに試したがダメだったことも含めて、経緯を説明する。
事件が起きた背景
iOS14が配信され、意気揚々とiPhoneのアップデートを行った。
過去の自分は普段からiPhone自体のパスコードが煩わしいと思っていたため、パスコードは設定していなかった。(自分とSNSや各種連絡先を交換していた人は本当にごめんなさい)
だが、パスコードを設定していない人間でも、バージョンアップデートの際にはパスコードの設定を求められる。
FaceID対応の端末やTouchID対応だとしても、必ず設定を求められる。
深夜の眠いタイミングでアップデートを行い、
「セキュリティ的にも大問題だしそろそろパスコード設定しておいたままでもいいか」
と求められるがままに設定したパスコードを試すこともなく、アプデした直後にそのまま寝た。
直後に試さず寝たと言うのが一番悪かったと思う。
次の日
朝アラームが鳴り、起きる。
普段とは異なりパスコードが求められる朝、寝ぼけ眼で昨夜設定したパスコードを入れる。
「パスコードが違います」
生きていてこれほどびっくりした記憶はない。いや多分あるんだろうけど。
少なくともめちゃくちゃびっくりしたので目は一瞬で覚めた。
アプデ直後にパスコードを試さなかったので、頼みの綱であるFaceIDも使用ができない。
止めることができないので鳴り止まないアラーム。
昨夜設定するときに二度確認の入力があったはずなので、思い違いをしかねない番号入力はないと想定されるも、設定したと思しき付近の数字も交えてパスコードを入力する。が、
「iPhoneは使用できません。1分後にやり直してください。」
この日は朝から外出する予定があったのだが、ロックがどうしても開かないと言う事態になりようやく焦る。これはまずい。まずすぎる。
入力したパスコードが正しいはずなのに開かない
まず、パスコードが開かない理由は調べたところ2つある。
- そもそも設定したパスコードが入力されていない
- 画面のタップずれが起きているため、正しく入力自体がされていない
前者は俗に言う「パスコードを忘れた」と言うやつだ。
そして後者の場合、iPhone自体を再起動すれば治ることがあるらしい。ただの内部バグみたいなものなので。
と言う情報を見たため、期待に満ちてiPhoneを再起動し入力を試してみるものの開かない。試しすぎて次の入力まで5分待たなければならなくなってしまった。
ここ、人によってはiPhoneのパスコード入力を10回連続で間違えるとデータを消去する設定になっていることがある。
よほど会社や大学の企業秘密が入っていない限り、こんな簡単にデータ消去しなければならないことは少ないと思うので、個人的にだがこの設定は外しておいた方が無難だと思う。
設定>Touch ID(Face ID)とパスコード の一番下の欄にオンオフを選択するトグルがある。ここが緑になっているとONなので、10回間違えるとデータが吹き飛ぶ。
下はOFFになっている状態の姿。
パスコードが開かないのでクラックしてみる
困った。
そこでパスコードを無理やり壊す方向にシフトすることにした。
調べると、まま割とソフトが出てくる。それらの真偽はさておき当時の焦りまくっていた自分がこれなら...と思ったもの(内緒)をインストールし、試してみる。
注意:基本的に海外製のソフトであり、iPhoneのデータに直接関与するものになります。当時の自分は盲目な焦り方をしていたためインストールし試すところまで行きましたが、基本的に試さない方が身のためです。違法なウイルス、メールアドレスの流出、Apple IDやその他携帯端末のクレジットカード情報が抜かれたとしても自分は知りませんし責任を取りません。正規の方法ではないため、Appleも対応をしてくれなくなります。
自分は捨て駒PCを使用してインストールしましたが、PCに関しても同様です。やるなら完全に自己責任。
......試してみたかったのだが、ここで問題が発生する。
何が起きても後悔しない捨て駒PCからiPhoneにUSB接続を行い、ソフトを起動させるが
iPhoneに表示される「このコンピュータを信頼しますか?」で許可してください
と表示される。この「コンピュータを信頼しますか?」の許可というのは、
そもそもiPhoneのロックが解除されていないと許可を出せない。
小さい声で言うと、iPhoneの設定から接続コンピュータへの許可が必要かどうかはiPhoneの設定から変更することができる。
できるが、それは仮にiPhoneを紛失した場合、どっかの誰かさんに上記の方法でパスコードを開けられてしまう可能性や、ウイルスをインストールさせられる可能性も加味して設定してください
と言うわけでぶなは第二の絶望を味わうことになる。パスコードを壊すためにはiPhoneのロックを解除しないといけない。そんなご無体な。
課金すればそんなの無視してパスコードを壊せるソフトもあると聞き、そのサイトも見に行った(インストールはしていない。ほとんど諦めていたので。)
まず課金額が3,000円ていど。サブスクリプション契約(定期購読)となっており、解約の方法がどこにも記載されていない。定期購読なのに。
そしてうまくいかない場合には返金も受け付けていると書いてあったため、返金ポリシーを解読してみると、
「お客様の心情は購入後に変化するものです」
と書いてある。怖い。これ絶対「お客様都合」とか言って返金してくれないやつじゃん。解約もできないのに。
ちなみに、ぶなはUSB接続が正しくできた場合の挙動を知らない。なのでこれらのソフトが仮にUSB接続が完璧にできた場合に「本当にiPhoneのロックを開けてくれるかどうか」は知らない。
知らないが試すことに関して何の保証もしない。
専門店などでパスコードを開けてくれないのか
開けてくれません。
どうにかしてパスコードを思い出して、としか言ってくれない。
実際に自分が行ったわけではないが、まず対応してもらえないはずだ。
だって仮にできたとしても客が持ってきたiPhoneが本当に自分のiPhoneかどうか(拾ったものじゃないか)なんてわからないし......。
iPhoneのパスコード情報は完全にiPhone内部で保存されているため、Appleに問い合わせてもどうにもならない。
ほんまか?って人へ。
iphone-college.com
どうにもならない?
本当にどうにもならない。
まず、パスコードが開かない場合は初期化をせざるを得ない。
ネットで調べて出てくる「iPhoneのロックの解除方法」とは
iPhoneのデータを削除(初期化)することによりiPhoneのロックを解除する
ことを指している。
実際の解除の方法はこちら↓
iphone-college.com
そしてデータが復旧するかどうかはバックアップの有無にかかっている。
自分はまめにiPhoneのバックアップをしていなかったのでどうにもならんかった。ほぼ全部初期化である。
だけど、自分のPCでiTunesを用いたiPhoneバックアップをしている
もしくは、iCloudを用いてiPhoneバックアップをしているとかであれば、
バックアップ分のデータは戻ってくるのですごく焦る必要はない、はず。
ゲームや写真など、バックアップが個々に必要なものもある。その辺はちゃんとiPhoneが使用出来るうちにしっかりバックアップと復旧の方法を把握しておいた方が良い。経験者は語るのである。
実際自分はSQUARE ENIXアカウントを作成していなかったので
ドラゴンクエスト関連のゲームデータは復旧できず全部死んだ。
何が悪かったのか
パスコードが開かなくなった原因はわからないが、iOSアップデートは何も悪くない。
iPhoneのストレージ容量が少なすぎても極々まれに起きてしまうらしいし、何かの拍子(例えば落としたとか)でパスコードが開かなくなってしまうこともある。
悪いのはバックアップをとっていなかったぶなである。
普段からバックアップをまめにすることはともかく、アップデートをする前には各種バックアップがしっかりできているかを確認することが大事。
こんなことそう滅多に起こるものではないのは百も承知だが、0ではない。
これを肝に銘じて昨夜新しくiOS14.4.2にアップデートしたばかりである。
毎回パスコードを開けるのに緊張してしまうぜ、全く。
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