「餅を食べるなら何餅が好き?」
ぶなは砂糖醤油かなぁ、と答える気満々で知り合いに問うたのだが、想定もしない答えが返ってきた。
「エビ餅」
E BI MO CHI???????
千葉県民ぶなにはわからなかった。おそらく地元食なので、知らない人は尽く知らなさそうだ。
今日はその話。
海老餅とは
そもそもGoogle大先生に海老餅とは何かを尋ねると、下のような記事が上がってくる。
これも確かに海老餅なのだが、
海老餅好きの知り合いに写真を見せると「これではない」とお叱りを受けた。
どうやら、海老餅には大きく分けて2種類あるらしく、
- エビを側面にそのまま絡めて餅を飾る海老餅
- エビを練り込んで完全に赤色の海老餅
だそうだ。
前者は日本の食べ物用語辞典によると、
主に岩手県一関市花泉周辺や宮城県栗原市などで食べられている餅。郷土食。郷土料理。ため池や湖沼、小川、田んぼの用水路などに生息する沼えびを用いて作られる餅。
なるものらしい。
そして後者ははっきりとした定義が見つからないが、桜海老だったり、アミエビだったりが練りこまれている。
地域食じゃないか!
え?知らないの?みたいなていで聞いてきた知り合い、それは地域食だ。
郷土料理だ。
だが、海老餅。桜餅ではないのにその赤色を放つ餅。
とても美味しそうではないか。
調べるとどうやら餅つききにエビと餅米を入れれば簡単にできるらしい。
なるほど......。
作ってみた。
海老餅、作ってみた。
参考にしたのはこちら。おそらくこのレシピでは干し海老に桜海老ではなくアミエビを使っている(とても発色が良いので)。
だがしかしその事実に気づかなかったぶな、
餅米1袋に対して80gの桜海老を用意する。
400円で20gくらいの桜海老を大量購入した。
(1月、お小遣いと称して祖母に買ってもらった。)
もそっと餅米に桜海老を投入。
これ、餅つき器からエビがポーンって飛んだらどうしよ。

これをスイッチ、オンだぜ!!!!

最初の方で手を出すのをミスってエビが少し飛びったのは気にしないでください。
ポーンっじゃないからセーフだ!セーーフ!
完成形
特に味付けなどはないので、エビ入れて餅米ついて終了。
完成したものがこちら。

上の二つは焼いてないもの
下の色薄になった三つは焼いた後の姿。
ほんのりピンクがかっていることが伝わるとは思うが、冒頭で説明した餅ほど綺麗にピンク色ではない。
家でもっと赤みさした餅を作るならアミエビの方が良いのだろう。
味は、餅の形をした海老せんべいだった。
それはそう、と言ったエビの味がする。
醤油をつけて食べると、えびせんべいでは感じることができない素敵なエビ味の餅を口に含むことができる。
端的にとてもうまい。
これを知らなかった自分を恥じる。
自作でこの味だ、関西で買うことができる海老餅はより美味しいのだろう。いつかそっち方面に行く機会があればぜひ餅を土産にしたいものだ。
知り合い、評価
ちなみに、この見様見真似で制作した自作海老餅、知り合いのお眼鏡にかなったのだろうか。
「......こういう海老餅もあっていいと思う」
なるほど、先ほど舞い上がるように美味しいと喜んでいたが、それよりも美味しいらしい。
知り合いが求めていたのはもっとエビの風味が強い海老餅だったようだ。桜海老が足りなかったのか、あるいはアミエビが必須なのか......。
来年の餅をつく時期になったら、
通販で餅用アミエビが購入可能だったため、次はアミえびで作成しようと思う。
目指せ、本物の海老餅。
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