題名の通りである。
TOEICを受けるのに筆箱を忘れていったのだ。意気揚々と。
3/21(日)、生憎の天気に見舞われ、雨で体を濡らしながらやっとのことで会場に着く。
何度目かのTOEICだ。すでに慣れたもので、受験票と本人確認書を受付にみせ、席に座る。幸い、一人席だった。今日は集中できそうだ。
机の上に置かれているマークシート。そこに受験票と照らし合わせ、自身の番号を塗ろうとする。
「あれ、鉛筆ねーや」
塗ろうとするも、塗るものがない。そういえば昨夜は勉強するために英単語帳をバッグに入れる際に筆箱を入れた記憶がない。そう、ないのだ。
困った。こんな初歩的なミスをやらかすなんて。何でだかわからないが、当事者たる自分は「しょうがないなぁ〜」という気分になれるくらい冷静で、トイレに行くかの如く自然に席を立つ。
そして受付で誘導するお姉さんに声を掛ける。
「筆記用具忘れちゃったんですけど、貸してもらうことは可能ですか?」
面食らった表情のお姉さん。そりゃそうだ。試験受けに来て筆記用具普通忘れない。だが、すぐに平静を取り戻した彼女は素晴らしい答えを返してくれた。
「アルコール消毒の近くにいる人に言ってくれたら貸してあげられると思う。私が貸していいよって言ってましたと言って大丈夫ですよ。」
神様!!!!!ありがとうございます受付誘導お姉さん!!!!
人生でこんなに人に感謝したこと数えるくらいしかない。自分がたらい回しにならないよう、「貸していいよと言った」という免罪符まで瞬時に用意してくださった。
なんて優しい人なんだ......。自分が将来イベントスタッフになる機会があれば、こうした人を救う判断がすぐにできる人になりたい。
実際、鉛筆を借りに行った時、「貸していいのかな......」と若いスタッフさんが逡巡していたのだが、この「貸していいよ」の言葉ですぐに貸してくださった。
忘れた、と気づいた時点で近くのコンビニまで走る選択肢もあった。だが
、先に「声をかけよう」と思ったのは、自分が高校受験をする際に、「困ったことがあれば先にスタッフに声をかけろ」と塾の先生から教えてもらったことに起因するのだと思う。
先に忠告しておくが、「必ずスタッフがどうにかしてくれるわけではない」
ただ、困ったことがあったら一人で焦るのではなく、少なくともスタッフに聞くことで頼ることも大事だという話だ。
スタッフがどうにかしてくれることは少なくない。自分もイベント系や模試系のアルバイトを経験したことがある。全部が全部ではないことを承知で聞いて欲しいが、
イベント参加者が困ったとき用のマニュアルは少なからずある。
冷房が効きすぎている、体調が悪くなってしまった。
証明書を忘れてしまった。予約票がない。
名前と受験番号さえ控えてあればどうにかなることもある。どうにかならなかったら、自分が最初に思いついたようにコンビニまで走ればいい。それだけだ。
誰かが助けてくれることは絶対じゃない。だけど助けてくれないことも絶対じゃない。
受験やイベントで困ったときは困っています、ということをスタッフに伝えることも一つの手だと思って欲しい。
不遜な人でもない限り、スタッフだった頃の自分は助けてあげようという気持ちで動いていた。これは一つの小さな意見であるけれど。
重ね重ね、筆記用具を貸してくれたTOEICスタッフの皆さんありがとうございました。これでいい点数でなかったらごめんなさい。
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