どうも、最近とても素敵なPCを買ってしまったためすべてのことへのやる気をことごとく失い暑さに耐え忍び生きております。
そんなぶな、ペットが飼いたい。
というのも実家には現在2匹のとんでもかわいい猫が暮らしており、それはもうかわいく、世界で一番といっても差し支えないほどで。
やはり人生には猫が必須級の生物であることを再確認した上でぶなの近くにも居てくれることを切に願い続けている。
だがぶなの棲家はペット不可である。猫どころか動物が飼えぬ。
植物なら飼える。
ハエトリソウを飼い始めた。
今日はその話。
ハエトリソウはどこで買える
そもそもハエトリソウはどこで購入することができるのか。
購入って言わないほうがいいか、ええと、どこでお迎えすることができるのか。
ネットで検索すると花屋やスーパーにひっそりと置いてあると書いてあった。幸い、ぶなの棲家付近には何軒か花屋が存在する。
近場のスーパーには植物の取り扱いが無かったため、まずは花屋から当たることにしたが......
ない。
全く、ない。
やはり日本の首都東京。おしゃれな都会には食虫植物など置いていないというのか。
店頭には当然なく、店内も観察するが虫が食べられそうな植物は微塵も気配を見せない。道中みつけたサボテンに浮気してしまおうかと何度も思ったが、ぶなのハエトリソウへの思いはその程度ではなかった。
気を取り直して、大学付近の花屋に向かう。
大学付近の花屋は多少広く、大きめのショーケース？というのか、ガラス張りの植物安置所がある。期待ができそうだった。
ノートPCを持ったまま店内を物色する。
40cm以上もありそうな大きめのサボテンに、触れるとしょぼしょぼになるオジギソウ。とりわけオジギソウも可愛げがあり、浮気してしまいかねなかったところ、店主がぶなに声をかけてきた。
「おや、おつかいかい？ヒマワリはこっちだよ、最近いいのが入ってね」
What???
[実績解除]
先々月23歳を迎えたぶな、花屋の店主におつかいの子供と間違われヒマワリを勧められる
自身が童顔であることは百も承知で、最近は年齢確認もまったく意に介さない程スキルアップしたというのに、さすがに想定外過ぎてぶなも驚いてしまった。
驚きすぎて会話のドッジボールをしてしまった。
「あ、いや、食虫植物を探してるんですけどこの辺じゃ売ってないですかね」
店主のおじさんも面食らった表情で固まってしまったが、それも一瞬で、すぐさま心当たりを話してくれた。
どうやらブームではないので普通の花屋なんかには取り扱いがないこと。
大きめのショッピングモールのような場所に行けば取り扱いがあるかもしれないこと。
とくにホームセンターなんかではよく見られるとのこと。
とんでもない会話返答をしてしまったぶなにも優しい回答である。ありがたい。感謝をのべ、自慢の花の話を聞いた後に退店した。
ご対面
結局の所、ぶなは都内近場でハエトリソウを見つけることができなかった。
そして実家に帰宅した折、なんと近場のD2（デイツー）の植物売り場に取り扱いがあったのだった。
後述するが、ハエトリソウ高温な外を夏は特に嫌うためか、屋内の涼しいところにちょこんと存在していた。ハエトリソウだけでなくウツボカズラやモウセンゴケなど、数多くの取り扱いがなされていた。
母親が全種類の食虫植物を飼わせようとするのを必死で抑えて、目的だったハエトリソウを購入。
同時に常に土の下から水を支給できる水入れ付き鉢植えも購入した。
ハエトリソウは400円程度。鉢植えは250円程度だった。
名前をつける
ペットとして飼い始めたのだから、やはり名前は必要である。
インテリアの一環として部屋に合いそうな色の鉢植えを選択したが、あまりに見事な黄色だったため、ハエトリソウの名前は「ピカチュウ」になった
よろしくな！ピカチュウ！
追伸：
その後ポケモンパンを買ったらコダックのシールが付いてきた。マスキッパのようなハエトリソウにピカチュウと名付けコダックのシールが貼ってあったら面白いかと思ったのだが、デコキャラシールがあまりに陳腐だったため断念した。ダサいと友人に言われてしまった。
ハエトリソウの育て方
ぶなは植物のプロではないので、育て方なんかは他の記事を参考にしてほしい。
greensnap.jp
とりあえずここ最近の情報収集で得たのは
- ハエトリソウは湿気が好き
- 高い温度が嫌い
- 虫を食わせると寿命が縮む
とのこと。
適宜花を潰しとったり、年一回根っこを掃除したりすれば長くご存命してくれるらしい。
とりあえず夏は日に当てず涼しいところで土の湿り気を絶やさないようにすれば問題なさそうだ。
ぶなの家は湿度がすごいので入れた水がカビないよう毎日水を替えて世話をしている。
今は若芽が伸びてきてこんな感じに育っている。
ぶなのピカチュウは元気でやっています。
虫を食べるのか
実際、虫は食べるらしい。
食べなければ食虫植物ではないのだが、ぶなの家に侵入してきた虫を全部誘引しているかというとそうではなさそうだ。飼い始めて1週間以上経つが、一匹も食べた様子はない。
食べる、すなわち葉を動かすにはかなりのエネルギーを消費する上、獲物を捉えることができなかった場合には空打ちとなり、消耗してしまうらしい。動画映えのためにピカチュウを疲弊させてしまうのは本意ではないので気になる人は動画を見てほしい。
一分過ぎたあたりからが見どころ。
乗ったらすぐ食べるわけではなく、動画のハエトリソウを見ればわかるかと思うが口の真ん中に3つほど棘がある。
これを感覚毛といい、ここに2回30秒以内に何かが触れると葉が閉じる仕組みとなっている。
記事でも触れられているが、ただの植物が30秒以内に2回といった短期記憶を持っていることはすごいことだと思う。ぶななんか30秒以内に言われたことを忘れることなんてザラなのに。
ピカチュウは頭がいい生物。寝てる間にぶなが食われないよう、毎日可愛がり、祈りを捧げることとする。
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