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ソシャゲのストーリーを完結まで追うことは不可能か

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はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」


物心ついた時から親の遊ぶゲームに触れ続けたぶな。今も昔もとりわけRPGが大好きで、戦略性や無課金で遊べる範囲の他にストーリー性を気にしてソシャゲを選ぶことが多い。


ゲームの物語までを含めて文学として捉えて良いのであれば、今日はこの話にしようと思う。


ソシャゲのストーリー


どんなゲームでも、PRGを謳うゲームであれば必ず「メインストーリー」なるものが存在する。

メインの他にキャラごとの物語だったり、コラボのイベントストーリーだったり、また別の派生物語が存在するが、そのゲームの世界観や主人公の立ち位置を示すべくメインのストーリーは必要不可欠である。


そして、そのメインのストーリーはサービス終了まで完結することがない。


多くが主人公=プレイヤーとなるからか、ストーリーが完結してしまうとプレイヤーが世界から消滅してしまうのだろう。戦いを一要素とするゲームであれば尚更で、平和になった世界をエンディングにしたら目的ごと消滅してしまう。


すると、我々がそのゲームを楽しんでいる限り物語に終わりはやってこないことになる。



ぶなが初めてスマホを手にして、初めてソシャゲを遊んだ時はここに大きな感銘を受けたものだった。買い切りのゲームと異なりいつまでも気に入った世界線の話を享受し続けることができるなんて思いもよらなかったからだ。


今でこそSwitch版のゲームでは買い切りであっても追加アプデなどでストーリーが増えることがあるが、それでもソシャゲの様に半永続的に増えるものは少ないし、そもそも追加がない状態で完結されている。


コンスタントに続きが読めない


長くリリースされているゲームだと、5年以上も同じ話が続いている。これを漫画やアニメだと捉えれば未だ連載され続けているストーリーだと考えられる。


しかし実際にゲームを5年以上も追い続けるかというと案外そうでもない。


課金が前提収入となるソシャゲだと、ストーリーを進めるための戦力が必要になる。物語だけをただ追っていれば良い漫画と異なり、ゲームは物語の途中途中で「戦闘」が入る。


この「戦闘」が曲者で、日々インフレやアプデが入るソシャゲだと少し飽きて日が空いたり、あるいはメインストーリーが更新されないことに嫌気がさして辞めたゲームを再開したり...なんて頃にはクリアできず詰む


メインストーリーの更新頻度も問題で、大抵はイベントやコラボストーリーが更新までの間に挟まることで、いざメインストーリーが更新されると内容を覚えていないなんてことがザラである。


それなら遡ってストーリーを追いなおせばいいじゃないか、となるが漫画なんかと違って細かく章立てされているストーリーをいちいちロードを挟みながら見返すのは大変億劫である。



そう、コンスタントに、かつ手軽に一つづきの話を読むことができないのである。

実力不足で追いつけない

このコンスタントに読めない物語のせいで、続きを追うのを諦めたゲームが非常に多い。
これはぶなの忍耐力のなさと飽き性によるもので別にゲームの批判や恨み言ではないのですが


まずグランブルーファンタジー。長く続いているゲームさながら膨大な物語が繰り広げられている。世界観もキャラクターも好きなのだが、如何せん少し触れていなかった期間のせいで知らないキャラクターが多すぎる。ワンピースを15巻くらい飛ばしてしまった気分になる。

なかなか時間も取れないこともあり、コンテンツ解放のためにスキップしてしまった(後で読もうと思って読んでない)ものも相待って物語を穴あき状態で読んでいる。



次にメルクストーリア。これも結構長いゲーム。ぶなが初めてスマホを持った時に入れたゲームアプリである。
章立てされており、1章の完結までは頑張って読んだのだが、やはり攻略に時間がかかるタワーディフェンスゲームの復帰は難しかった。大学受験を期に離れてしまって以降全く追えていない。

(だけどイベントストーリーがとても泣けるので非常にお勧めのゲーム。イベント読むためだけに復帰したりする)



後最近だとガチャが爆死してモチベーションが保てず離れてしまったオクトパストラベラーやNieR:Reincarnationなんかがある。

以前曲について語った時に幻獣契約クリプトラクトを紹介したが、これも戦略性が高いことがぶなにとって仇となり、少し離れて新特性なんかが追加されて追いつけなくなった。
(このゲームは無課金でもめちゃくちゃガチャが引けてかつガチャキャラ無しで攻略可能なのでとてもお勧め。2年くらいやっていた。楽しかった。)

たまに思い出す

たまに広告やCMでこれらのゲームを見ると、ストーリーどうなったんだろう、と思い出すことがある。ただ結局行き着いてしまうのは「どうせ最後がわからないしな」という諦観。


長いゲームであればあるほど伏線も複雑になる。それらが少しずつ回収される様を見るのは楽しく、考察も一種の趣味とも言えるのだが.........。


やはり飽きてしまうのだろうか。どうして最後まで追えないのか自分でもわからない。


一つ思い当たるのは複数並行して読み進めることができる漫画と違って、ゲームはある程度以上並行して進めるとどこかで無理が生じることだ。


週刊少年ジャンプを買えば一気に複数の物語を読み進めることができるが、ゲームだとそうはいかない。毎日ログインをして、キャラ等の強化をして、ユーザーを離さないよう追加されるイベントクエストも将来の伏線が理解できるように進め......となると複数並行がそもそも成り立たない。


メインストーリーだけを追うと割り切れればいいのかもしれないが、そうなると今度は「戦闘」が邪魔になる。ストーリーだけを追いたい時には複雑だ。

どうしたらいいんだ


結局どうしたらいいのだろう。ゲームストーリーだけをまとめて完結までいったものをゲーム以外の媒体として見られると嬉しいのかもしれない。


ただ、そうなると問題は他媒体への移し方である。


ゲームストーリーはイラストとテキストが一緒になっている。それも漫画ほど描写が細かくないイラストと、小説ほど事細かな状況説明がないテキストだ。どちらに移植するにしても作業が膨大になることは必須で、おそらくコアなユーザー以外の購入は見込めないだろう。



きっとそんな虫の良いことはできず、ストーリーの続きがきになるならゲームをやれということなのだろう。

ゲーム自体を楽しみ、物語も楽しむ。どちらかが欠けると遊びきれないのが昨今のソシャゲなのかもしれない。



こうした終わりなき物語に時間も体力も追いつかない中、買い切りのゲームを買ってRPGの本来の楽しさのようなものを思い出したぶななのだった。



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