アイスクリームを家で作ることができるらしい。
急に思い立ったので作ってみた。
アイスクリームを幼少期に作った時、なんかめちゃくちゃ振った記憶がある。
上下に。頑張って。振った記憶が。*1
なので、家で作ったらいい暇つぶしになるのかと思って調べてみたが、
案外簡単で拍子抜けしてびっくりしたことを添えて今日はこの話を書く。
アイスクリームの作り方
基本的な材料は4つ
- 牛乳
- 卵
- 生クリーム
- バニラエッセンス
後者二つはないレシピが散見されたため必須ではない。
ただ、バニラエッセンスはあったほうがおいしいと思う。
今回は生クリームなしで作成していく。濃厚!とか、本格!と書かれたレシピには必ず生クリームが入っているのでこの有無でどれだけ味が変わるのか楽しみである。
次回生クリームありの本格レシピで作成し、比較していきたいと思う。
ちなみに苦学生ぶなが毎度買う牛乳は低脂肪である。
安いからな。
それも踏まえてお読みいただきたい。
ともかく今日は生クリームなしである。
所要時間
思い立ったとは書いたが、本当に最初に思い立った深夜2時に作ることは叶わなかった。
理由は
「冷凍庫に入れたあと逐一確認し混ぜる」
という作成過程が存在するため、寝る前にちゃちゃっと作って冷やして明日食べよう、とかはできないのだ。
そんなわけで思い立った翌日夕方6時。
アイスクリームを作成し、4時間以上の時を経て風呂の後の夜食となった。
1時間ごとにアイスの様子を見て混ぜていたことを考慮に入れ、計5時間程度かかると思って欲しい。
参考にしたレシピ
生クリーム不要に加えて、これを低脂肪牛乳で作っていきました。
卵白も使用できるので卵の余りがない。卵白だけ余っても困るのでこの点が良い。
しかしメレンゲを作成するという手間があるので、全手動といかないのが困り物である。ミキサー必須。
手でメレンゲを泡立てるのは前世で悪いことをした人だけで十分だ。
作成過程
メレンゲを作成し、冷蔵庫に冷やす前までの姿。

メレンゲがもったりしており、とろみが強くなっている。
牛乳を入れる前であるからこのまま冷やして本当にアイスができるのか.....?と不安になっている。
次に1時間冷やしたのち、牛乳を入れて全ての材料が投入された姿。

とろみが消えた代わりに、完全に液体と化した。
バニラエッセンスが入ったことで、アイスぽい匂いはしている。間違いない。
冷やせばアイスになりそうな予感はさっきよりも強まった。
このあと1時間ごとに冷やして混ぜる必要がある。
〜さらに1時間後

卵黄が沈殿しており、上がいい感じにアイスだったのが嘘のように、混ぜると振り出しに戻ってしまった。
写真は混ぜた後の姿であるので「そんなに絶望した......?」と思われるかもしれないが、混ぜる前の沈殿量と言ったらもう......というレベルであった
しかしまだ本気で冷やして1時間だ。まだ後3時間もある。
気を取り直してさらに冷やし、混ぜる。
〜冷やしてから3時間
あれから2回の冷やし混ぜを行った。
懇切丁寧に育てたアイスはこうなった。

固形!!!!!!
なんかいい感じのアイス感。
嬉しくなって食べてみた。
アイス「シャリっ......」
ラクトアイスを期待して食べたというのに、口の中で広がるシャーベットのような感触。
ミルクシャーベット、と言ったほうが伝わりが良いだろうか。
味は確かにアイスクリームなのに食感が明確に異なり、かつ氷のような塊が存在する。
味のしない冷たいやつがいる。
加えて一口目で気づいた違和感は明らかな「冷凍庫の味うつり」
しっかりラップをするか、蓋をするかしないと、アイスクリームは冷やす際に味うつりがしやすい食べ物らしい。
ここで気づいたのも遅いのだが、ひとまずタッパに蓋をしさらに冷やしてみることにした。
そしてシャーベット感がアイスの隙間にできた空洞で凍った水だと判断したため、セメントよろしく、生地をギュッと敷き詰めてみた。

一口食っててすまんな。
見た目ではこれで十分うまそうだが、更なるラクトアイス食感を目指してもう1時間冷やしてみることにした。
〜さらに1時間後

お前、色変わった??????
この短い1時間の間にずいぶん垢抜けた色になってしまった。
さっきまでとてもアイスっぽい色だったのになんか色濃くなった。
まぁ、見た目で味はわからないので食べてみた。
1時間前に食べた時より、シャーベットの感じはなくなった。
ラクトアイスのような若干滑らかになった食感がする。
味はちょっっとだけ卵の味がするが、自家製アイスの域に収まるおいしさである。
その辺のやっすいアイスよりかは全然おいしい。
だが50円程度のアイスを買うか、この手間を惜しんで自作するかと言われたら悩みどころである。
〜さらに1日冷やしてみた
作成したその日は全部食べ切られなかったため、半分残して再度冷やして様子を見ることにしてみた。
様子がこちら。

やっぱり黄色い。
味も変わらずおやつに最適な味がした。
冷凍庫の中に自作のアイスクリームがあるという事実がぶなを最強にする。
気をつけたほうがいいこと
- 賞味期限
超大事。
作成から大体1週間以内には少なくとも食べきったほうがいいらしい。
とはいえ生卵を食べていることになるので、早いほうがいい気がする。
ぶなは作成翌日に全消滅した。
- 冷凍庫の味うつり
これは深刻である。おいしさにデバフをかけたくなければ冷凍庫に入れる間には
「ラップ」
「蓋」
を用意するべきである。後悔する。
- ちゃんと混ぜる
こちらアイスクリームの製造原理である。
sanmaru-m.co.jp
記事によると
「しっかり材料を攪拌し乳化させる」
ことが滑らかさの秘訣となるらしい。
そのため1時間ごとに混ぜる際など
きちんとしっかりガッツリ
ありえんくらい混ぜたほうが滑らかなアイスができるはずだ。
ぶなはその辺を知らずに混ぜていたので、混ぜが単に甘くてシャーベットのようなものができてしまったのかもしれない。
- 冷やすもの
今回はタッパを使用したが、家にバットがある人はそれを使ったほうがいいと思う。
金属であるほうが冷えるのが早いからだ。作成時間を短縮できるかもしれない。
- 味とコスパ
結構時間と手間をかけてアイスを育てることになる。
その割にハーゲンダッツが食べられるわけではないので、
「家から出たくはないがアイスが食べてぇな.....」
という時に作るのが最適だと思う。
まとめ
以上生クリームなしのアイスクリーム作成記録であった。
次回は生クリームありのアイスを作成し、比較していきたい。
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