ぶな記

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水戸納豆、食べてみた

この間、茨城に行く機会があった。
茨城といえば水戸納豆。
あの笹なのか、ワラなのか包まれている納豆を食べてみたい


せっかく茨城に行くのだ、買わない理由はない。
今日はその話。

水戸納豆とは

wikiによると、納豆のブランド名らしい。
だが、自分たちも水戸納豆がブランド名として認識していない通り、現状では一般名詞的に扱われていることから単独語句での商標登録ができないようだ。


なので「水戸納豆」という納豆は売られていない。

水戸納豆の特徴


じゃらんニュースから引用。
www.jalan.net

水戸納豆とは「小粒で粘りが強い」のが特徴の水戸の名産品です。

江戸時代に、水戸では水害を避けて収穫できる早生品種の「小粒大豆」が多く生産されており、その小粒大豆を煮て藁で包み発酵させた藁苞(わらつと)納豆づくりがさかんに行われていました。

明治時代になると、水戸の笹沼清左右衛門という人が納豆の製造に乗り出し、苦労を重ねて商品化させます。

そして、明治22年に水戸鉄道(現在の常磐線)が開通すると、水戸駅前で納豆売りの少年たちが売る小粒納豆が乗客たちのあいだでたちまち評判になりました。

納豆といえば中粒以上が主流だった当時、「小粒で粘りが強く、風味豊かでご飯にからみやすい」水戸納豆は旅行者達に大ヒット。

昭和に入り駅のホームでも納豆の販売が始まると、汽車の窓から乗客が奪い合うほどで、「水戸納豆」は水戸の名産品として定着することになりました。

本来の水戸納豆は「小粒で粘りが強い」のが特徴でしたが、現在では各メーカーから様々な納豆が登場しています。
(取材協力:全国納豆協同組合連合会

端的にいうと
「小粒で粘りが強い」水戸の納豆らしい。


そして、冒頭でのべた「何かに包まれている納豆」

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包まれている納豆

これですね、これはどうやら「ワラ納豆」「わらつと納豆」というもので、水戸に限らず様々なところで作られているようだ。てっきり水戸納豆=ワラ納豆だと思っていたので驚いた。

そして笹ではなく藁だった。
「藁 納豆」で調べると、結構様々な県の納豆がヒットする。お試しあれ。



わらつと = 藁苞
と書き、稲ワラを束ねて中に包むようにしたもののことだそう。

市販の納豆は培養された納豆菌だけでできているのに対して、天然わら納豆はわらに付着している天然の納豆菌が繁殖したことで大豆を納豆にする製法でできている。


古きよき製法である。わらの香りが納豆に移るため良い感じの匂いになる。

参考
納豆の豆知識 だるま食品株式会社(本場水戸 だるま納豆)
店長日記 わら納豆のふくふく納豆 公式サイト (株)フクダ

実食

と、ごちゃごちゃ書いたが、実食してみないことには始まらぬ。

今回ぶなが購入したのは
じゃらんニュースでも取り上げられていた
「総本舗 水戸納豆(水戸納豆製造株式会社)」

のわらつと納豆である!

念願の、包まれた納豆がこちら!!!


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パッケージだけでは包まれてる感がないね。それはそう。

だがこれ、持っているだけでわらの匂いがすごい。くさくはないが......いや、少し慣れない匂いがする。


無事帰宅に成功し、わら納豆を開けてみる。


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おおお!


包まれてる納豆だ!!!

これ、写真ではよくわからないが、右端にさらにわらが二倍ほど長く繋がっており、それを折りたたむことで納豆に蓋をしている。かなり古典的な蓋の閉め方だった。

直に折りたたむため、開く時にいくらか納豆が犠牲になる。なっとう......。



ぶなは脳死でわらから納豆をスプーンで掻き出したが、これ、どうやら掻き出す必要はなかったらしい。

真ん中部分を裏から折るようにして押すと、もりっと塊ごと納豆が出てくるようだ。知らなかったぜ......。あまりに現代っ子な食べ方をしてしまった。


普通の納豆との違い

まず、特徴として挙げられていたように、粘り気がすごい。

グルグル混ぜるのに力がいる納豆なんて生まれて初めてだった。
箸を持つ腕が疲れて混ぜられないことがあるか?いやない。

市販の納豆ではタレをかけた時点でシャバシャバになるから腕の力など必要ないのだ。


すごくねばねばしていた。


だがしかし納豆の臭みはない!

あんなにねばっねばしていたのにもかかわらず口の中が納豆くさくならないのだ。
(市販のものと比べて、というだけでちゃんと納豆臭くはなる)


そしてわらの匂いだが、なんとまあ落ち着くことか。
持ち歩いている時はわらくせ〜〜〜と思っていたが、食べる時はその匂いすら美味しく感じる。

スーパーで食べる納豆の匂いがちゃっちく感じてしまうほどだった。


「うみゃぁ〜〜〜〜〜」


感想はこれに尽きる。
うまい。ご飯によくあう素敵な納豆を食べることができた。
さすが茨城。さすが水戸。

通販可能ですよ

今回ぶなが買った水戸納豆はこちらの会社。

総本舗 水戸納豆(水戸納豆製造株式会社)

もし興味がある方いれば、通販も可能みたいなので食べてみてくだせ。
また、わら納豆に関しては水戸以外でも食べることができるので、その辺は各自調べて美味しいものを探してみてくださいな。


配送料までは調べてないが、総本舗の水戸納豆は二本束で648円だった。納豆としてはお高いが、手が届くお値段だ。
(上記リンクは二本束の商品ページに飛びます)


茨城に住んでいないとしても納豆が好きならば食べる価値は大いにあると断言しよう。

さぁみんな水戸納豆を食べるんだ!!!




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